詩篇 139

(previous:: ← 詩篇 138) | (up:: 詩篇) | (next:: 詩篇 140 →)


1 主よ。あなたは私の心の奥底まで探り、 どんなささいなことも見のがされません。

2 私の立つのも座るのも、すべてご存じです。 遠くからでも、私の心をすべて読み取られます。

3 あなたは、私の進む道もご存じで、 どこで休息をとるべきかも教えてくださいます。 どんなときも、私の居場所もご存じです。

4 そして、口を開く前から、 私が何を言いたいかも見抜いておられます。

5 あなたは私の前を行き、後ろからも来られます。 あなたは私に、祝福の御手を置いてくださいます。

6 このようなことはあまりにも栄光にあふれ、 すばらしい話なので、 ほんとうだとは信じがたいほどです。

7 あなたの視界から逃れることは決してできません。 身を隠すことも不可能です。

8 天まで昇ろうと、あなたはそこにおられ、 死者の世界まで降りて行っても、 あなたはそこで待っておられるのです。

9 朝風に乗って、地の果てまで飛んで行っても、

10 あなたの力強い腕は、私を導き、支えてくださいます。

11 私が暗闇にまぎれ込もうとしても、 夜は私を照らし出す光となるのです。

12 暗闇も、神から隠れることはできません。 神から見れば、暗闇も光も同じようなものなのです。

13 神は、精巧に私の体のすべての器官を造り、 母の胎内で組み立ててくださいました。

14 こんなにも複雑かつ緻密に 仕上げてくださったことを感謝します。 想像することもできないくらい、すばらしいことです。 あなたのわざは驚くべきもので、 私にはとうてい、理解することはできません。

15 だれも立ち入ることのできない場所で 私が組み立てられた時、あなたはそこにおられました。

16 生まれる前から、まだ呼吸を始める前から、 あなたの目は私に注がれ、 私の生涯にわたるご計画も、 練り上げられていたのです。 17-18主よ。 あなたが私をかた時も忘れずにいてくださることは、 ほんとうにたいせつな事実です。 あなたは一日に、数えきれないほど何度も、 私のことを思い起こしてくださいます。 眠っているときも、朝までずっと、 私のことを考えていてくださるのです。

19 悪者どもは必ず、主の御手にかかって滅びます。 血に飢えた者どもよ、すみやかに消え失せるがよい。

20 彼らはあなたの御名を汚し、横柄な態度をとっています。 なんと愚かなことでしょう。

21 主よ。あなたを憎む者どもを、 この私が憎まずにいられましょうか。 心を痛めずにいられましょうか。

22 私は彼らを憎みます。 あなたの敵は私の敵だからです。

23 ああ神よ。 私の心を探り、内面を調べ上げてください。

24 あなたを悲しませるようなものがあるなら、 教えてください。 私が永遠のいのちへの道からそれないように お導きください。


(previous:: ← 詩篇 138) | (up:: 詩篇) | (next:: 詩篇 140 →)